介護福祉士試験 平成24年度(第25回) 問112

Jさんは入所後、トイレと食堂へ行くとき以外は居室から出てくることが少なくなり、周りの利用者と話すこともなくなってきた。その後、食堂へも行かなくなり、ベッドで食事をするようになった。介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Jさん(84歳、男性)は、20年前に脳梗塞を発症し、後遺症で軽度の左片麻痺となった。屋内では、T字杖を使用すれば歩行できるが、転倒するのが心配で、ほとんど外出しなかった。
1年ほど前から、夜よく眠れない、通院する曜日を間違える、薬を飲み忘れるなどの状態になり、血管性認知症と診断された。半年前から夜間の不穏状態や妻への暴力行為がたびたび出現するようになり、妻が介護しきれなくなって、Jさんは介護老人福祉施設に入所することになった。入所後も施設内はT字杖を使用して、歩行は可能であった。しかし、慣れない場所で、より不安が強くなっているようすであった。
総合問題