運営方針
通所困難な要介護者、もしくは住宅の環境で行う必要性がある要介護者等が、居宅において、その有する能力に応じその人らしい生活を営むことができるよう、理学・作業・言語療法などの必要なリハビリテーションを行う。それにより利用者がその地域で生きがいを持ち、生き生きと楽しく暮らすことがきでるように支援をする。
運営特徴
当事業所では病院などの「してもらうリハビリ」から「やりたいリハビリ」へ転換し、「その人らしく生きるための利用者様中心の効果的な訪問リハビリテーションの展開」を行うよう努めております。そのために、当事業所では主に利用者様にとって大切な生活や生きがいの支援をしております。訪問リハビリテーション開始時には必ず一緒に生活上の目標を設定いたします。その際には、iPadアプリADOC(作業選択意思決定ソフト)というものを使用しております。ADOCでは、日常生活上の作業が描かれた95枚のイラストを用います。イラスト95枚を、パソコン上でカードゲームをするように利用者様やご家族様自身が価値のある作業とそうでない作業に振り分けていくことで、皆さんの意思を引き出します。また、利用者様がイラストを選んだ後、同様に訪問リハビリテーション職員も利用者様に必要と思うイラストを選びます。そして利用者様やご家族様と訪問リハビリテーション職員が十分に協議した上で、訪問リハビリテーションで目標とする作業を決定します。
また目標とする作業がどの程度行えているかをご自身で評価(満足度の採点)をすることで、開始時からの能力や気持ちの変化を一緒に振り返って見直す形をとっています。
決定した目標に対して、体が不自由だから楽しみであったことをあきらめるのではなく、
そのやりたいことをどのように達成するかも一緒に考えます。家に帰ってからも楽しく生きるために一緒に考え、実行することが当事業所サービスの核です。