事業者は、介護保険法等の趣旨に従って、利用者一人ひとりの意思及び人格を尊重し、少数の居室及び当該居室に近接して設けられる共同生活室（以下「ユニット」という）ごとにおいて、利用前の居宅における生活と利用中の生活が連続したものとなるよう配慮しながら、各ユニットにおいて利用者が相互に社会的関係を築き、自律的な日常生活を営むことを支援することにより、利用者の心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものとします。

ご利用者一人ひとりの尊厳を重視し、個人の自律を尊重するため施設の居室を１ユニット１０人以下のグループに分けてそれぞれを１つの生活単位とし、少人数の家庭的な雰囲気の中でケアを行う。具体的な特色は、以下の通り。

・食事や入浴、施設内の行事等の日常生活はこのユニットごとに行う。 

・ご利用者のプライバシーがより多く確保された生活空間を持つことができる。

・「自分の生活空間」と同ユニット内の「少人数のご利用者が交流できる空間(共有スペース)」が区別でき、ご利用者のストレス軽減につながる。

・個室近くに共有スペースを設けることで、他のご利用者と潤滑な人間関係が築け、相互の交流が進む。

ご利用者の安心できる環境、信頼できる人間関係を作り、ご利用者一人ひとりの個性や生活を最大限尊重したケアを提供する。