運営方針
当施設は、認知症高齢者専門の介護老人福祉施設です。入所対象者は、アルツハイマー型老年認知症の方、高度の認知症はあっても身体機能には大きな障害はなく歩行も自立している方、昼夜逆転や多動で落ち着かない方、様々な行動障害があって一般の施設・病院では対応困難な方などを対象としています。
お世話の基本方針は
1.医学・心理学・看護学などの科学に裏打ちされたお世話をします。
2.身体の状態を注意深く観察し、適時適切にお世話をします。
3.高齢者を尊敬し、自尊心を尊重してお世話をします。
4.人間としての尊厳性を大切にお世話をします。
5.不安を取り除き、安心感をもたせるお世話をします。
6.良い聞き手になるようなお世話をします。
7.叱ったり、抑えつけたりせず、心温かいお世話をします。
8.スキンシップを大切にお世話をします。
9.無理をせず楽しみながらしていただくようなお世話をします。
10.規則正しい生活ができるようなお世話をします。
です。
運営特徴
食事について…徘徊があり運動量の多い認知症高齢者の場合、栄養状態が悪化すると異食なども起こり、身体状態も悪化してきます。当施設では1日1800~1900k㎈で献立作成をしています。
建物設備について…各種のセンサー、モニターテレビカメラなどを応用し、安全確保を行っています。個室へ収容し施錠、拘束したり、紐で縛るなどの拘束は一切行いません。
レクレーションなどについて…リアリティ・オリエンテーション(現実見当識強化療法)と回想法を兼ね備えた総合おもいでの活動を実施し、認知症の進行を積極的に行っています。