（１）入所者は「生活者」であり、施設は「生活の場」です。入所者が、その人らしく生活を続けていくためには、これまで築いてきた「地域との関係」、「人間関係」、そして「生活の流れ」が継続されなければなりません。その観点から入所者の尊厳ある生活を実現するための援助活動や施設環境の整備を行います。

（２）施設の運営においては、入所者・家族・職員を中心に、広く地域の人々の参加を得ながら　(1)社会資源（人・物）の有効活用と連携強化　(2)施設機能の地域開放　(3)福祉教育やボランティア育成等への働きかけを積極的に取り組むことで、福祉を通じての「地域づくり」の一端を担っていきます。

利用者一人一人の意思及び人格を尊重し、利用前の居宅における生活と利用中の生活が連続したものとなるよう配慮しながら、各ユニットにおいて利用者が相互に社会的関係を築き、自律的な日常生活を営むことを支援することにより、利用者の心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るよう努めます。