指定通所介護の提供にあたっては、事業所の生活相談員等は、要介護者の心身の特性を踏まえて、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な日常生活上の世話及び機能訓練の援助を行うことによって、利用者の社会的孤立感の解消及び心身機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る。

指定介護予防通所介護の提供にあたっては、事業所の生活相談員等は、要支援者が可能な限りその居宅において、自立した日常生活を営むできるよう、必要な日常生活上の支援及び機能訓練を行うことにより、利用者の心身機能の維持又は向上を目指すものとする。

事業の実施に当たっては、関係市町村、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、地域の保健・医療・福祉サービスとの綿密な連携を図り、総合的なサービスの提供に努めるものとする。

1）送迎

送迎にあたっては、利用者の健康や身体状態の異変に充分配慮し、事故のないよう安全で合理的な送迎サービスの提供を行う。また、利用者の昇降及び車内での様子については、介護職員等が連携を密にして、随時適切な対応が図られるよう万全を期するとともに、家族との連携、送迎車が出発した後の欠席連絡や発着時間の変更等に柔軟な対応ができる体制を図る。

2）健康状態の確認

血圧、体温、脈拍、体重（月1回）測定を中心に個別の状態を観察記録し、利用者の健康状態の把握に努める。

3）レクレーション

利用者の個性、能力や生活背景等を尊重考慮し、心身機能と精神衛生の向上を趣旨とした様々な内容の活動プログラムを組んで提供する。

4）機能訓練

利用者個々の状態に合わせた「個別訓練」を実施し、個人の状況に合わせたプログラムを提供する。

5）相談援助

利用者の身体的・精神的な安定を図るため、相談援助、生活指導等を行い、個々の生きがいや楽しみを支援する。

6）介護予防

心身の機能低下の予防を目的として、専門職員が効果的な予防知識や技術を提供し、筋力増強のための運動の実践等により自立した生活を過ごせるよう支援する。