運営方針
・通所(介護予防通所)リハビリテーション計画に基づいて、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを行い、心身の 機能の維持回復を図り、可能な限りその居宅において、自立した日常生活を営むことができるよう在宅ケアの支援に努める。
・意思及び人格を尊重し、自傷他害の恐れがある等緊急やむを得ない場合以外、原則として利用者に対し身体拘束を行なわない。
・居宅介護支援(介護予防支援)事業者その他保健医療福祉サービス提供者及び関係市区町村と綿密な連携をはかるよう努める。
・明るく家庭的雰囲気を重視し、「にこやか」で「個性豊かに」過ごすことができるようサービス提供に努める。
・サービス提供にあたっては、懇切丁寧を旨とし、利用者又はその家族に対して必要な事項について、理解しやすいように指導又は 説明を行うとともに利用者の同意を得て実施するよう努める。
運営特徴
パワーリハビリテーションについて
パワーリハビリテーションは、老化や器質的障害により低下した身体的・心理的活動性を回復させ、自立性の向上とQOL (クオリティ・オブ・ライフ)の高い生活への復帰を目指すリハビリテーションの新しい手法です。日本でリハビリの専門職の手によって開発された、マシントレーニングを中心とした運動プログラムです。
〈軽負荷でのマシントレーニング〉
パワーリハビリテーションは、筋力強化を目的としたプログラムではありません。
パワーリハビリテーションは、マシントレーニングを軽負荷で行い、全身各部の使っていない筋を動かします。それにより、「すたすたと歩けるようになった」というような動作性・体力の改善、「外出するようになった」といった心理的活動性の改善が期待できます。
パワーリハビリテーションが心臓に与える影響は「入浴」より軽く、運動によるリスクはほとんどないといえます。
〈行動変容をもたらすリハビリテーション〉
心理・社会的な面で活動が低下している方にとっては、「身体の動きが良くなった」、「疲れにくくなった」という動作・体力の改善は、「自分はまだまだやれる」と自信もついてきます。自信がつくことにより、行動の変化も生まれてきます。また、パワーリハビリテーションのような軽い有酸素運動の時に、神経から放出される物質には、「うつの改善」など心理的効果も期待できます