運営方針
1 入居者様の認知症状の進行を緩和し、安心して日常生活を送ることができるよう利用者の心身の状況を踏まえて実施致します。
2 入居者様がそれぞれの役割を持って家庭的な環境の下で日常生活を送ることができるよう配慮して行います。
3 介護計画に基づき、漫然かつ画一的なものとならないよう配慮して行います。
4 懇切丁寧を旨とし、入居者様またはそのご家族に対し、サービスの提供方法について理解しやすいように説明を行います。
5 提供する介護の質の評価を行い、常にその改善を図ります。
6 関係市町村、地域の保健・医療・福祉サービスとの綿密な連帯を図り、総合的なサービスの提供に努めます。
運営特徴
ヒューマンサービスの提供
1、観察メモの導入
観察メモという独自の書式を導入し利用者様ひとり一人のできることできないこと、わかることわからないことに焦点をあて、時系列で観察をしていくことで利用者様の持っている力を活用しています。
2、外への支援
共同生活の中で主になるなじみ役割、家事(食事、洗濯など)を踏まえつつ、男性利用者様のなじみの仕事(役割)を提供できるように外に役割を設けました。例えば、庭づくりや井戸掘り、畑作業などもともとの生活歴からご本人にあったサービスを提供いたします。
環境面
1、なじみの空間
和式のトイレの設置や床の間、掘りごたつ、広縁などなじみの環境を設置しました。新しいけどどこか懐かしい、いたるところに回想できる雰囲気を持った環境です。
2、思い出ボックス
居室の横に10cm(横)×30cm(縦)のボックスを用意しました。
認知症のご利用者様が居室がわからなくなってもなじみの写真や思い出の品を飾ることで自分の居室であることが分かるボックスです。
3、香り
木造建築のよさの一つである、木の香りを楽しみつつ、介護施設特有の消毒臭などが内容に壁紙には臭いを吸着する壁紙を使用しました。