運営方針
認知症高齢者の福祉の増進を図ると共に、認知症によって自立した生活が困難になった高齢者に対して、家庭的な環境のもとで、日常生活の援助及び心身の機能訓練を行うことにより、尊厳と安心のある生活を、入居者がその有する能力の維持回復、生活機能の維持又は向上を目指すことを目的とする。
「一人ひとりの生活づくり」がその生活全体の基にあり、それぞれができる範囲で役割を持ち、お互いに助け合うメンバーシップを大切に過ごすことがケアコンセプトであり、生活の側面的な援助者という立場を大切に守り「買い物」「食事つくり」「掃除」「洗濯」「散歩」などが基本に捉えられる。たとえば、食事は可能な限り入居者が調理をし、職員も共に食事をとるなど、何でも一緒に行い、個別ケアの徹底と仲間と共に生活をしているというグループダイナミックスが大きく働き、一人ひとりの生活の安定につながっていく事が期待される。
運営特徴
「一人ひとりの生活づくり」のために、本人が望む関係の継続性のため、行きつけの食堂へ食事に行く、家族のお墓参りに行く、演歌のコンサートに行くなどの個別外出を積極的に行っていまる。
また、それぞれができる範囲で役割を持つことを大切にし、何ができるのかしたいのか、どうすればできるのか、ということを考え支援している。