運営方針
認知症状によって自立した生活が困難になった利用者に対して、家庭的な環境のもとで、心身の特性を踏まえ、利用者の認知症状の緩和や悪化の防止を図り、尊厳ある自立した日常生活を営む事ができるように、食事、入浴、排泄等の日常生活場面での世話や機能訓練等の介護、その他、必要な援助を行うものとします。
事業に当たっては、地元地域に密着した事業所として地域住民との関係性の向上、並びに地域内連携を綿密に図り乍ら、市町村・併設施設・他の事業所等との連携に努めるものとし、指定地域密着型居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準、及び基準の一部を改正する省令にさだめる内容を遵守し、事業を実施するものとします。
運営特徴
認知症高齢者にとって、自身が認知症という病気を認識されておられず、また周りもその疾患を正しく認識されていないのが現状です。認知症という病気を他の身体疾患と同じように病気として受け入れるところから介護が始まります。認知症高齢者への介護をスポーツで例えるならば、バスケットボールです。バスケットボールは、先ずボールを胸で受け止めることが基本です。それを受け留めてから全てが始まるのです。やもすれば介護士のプロを自認する人は自分の考えを前面に押し出し介護を自分本位で行いますが我々の目指す介護はその方の状況(認知症度合い)を把握し認識した上で思考し、その方にとって最良な介護支援を信頼の出来る仲間と一緒に「真摯に!誠実に!」気配りと、目配りを持って最終目標(いきいきと楽しい介護からターミナルケアまで)に向かう介護支援を実践していきます。