介護従事者は、共同生活住居において、入居者の（その家族の協力の基に）添木になることを目指して、日常介護活動の運営に当たっている。基本的には、利用者がその有する能力を発揮して日常生活を営むことができるよう援助を行うことを目指している。事業の実施に当たっては、利用者家族、地域住民との結びつきを重視した運営を行い、関係市町村・居宅支援事業者・居宅サービス事業者・介護保険施設・地域の保健医療福祉サービスとの緊密な連携に努める。

建物は多角形の木造２階造りで、個人棟が５棟、夫婦棟が１棟、食堂兼用の共同等が２棟、福祉型ホスピス棟が１棟あり、利用者にとっては、家（ホーム）である。家はそこで生活する人にとって生き生きした行動を安心して過ごすことのできる拠り所であるという視点に立って、サービスの提供を行っている。地域と共に暮らしているという感覚で、のびのびと豊かな思いで、温かで家庭的な日々が流れていくように支援している。介護サービスは、基本的には個別化された介護と共に集団的介護サービスを言う。重層化されたサービスの提供を行っている。