運営方針
運営特徴
当施設では、上記の内容について、「一人ひとりの役割づくり」と称して、認知症ケアの取り組みの一環として行ないます。役割があるから惚けない、逆に役割がなくなったとたんに惚けた、という話はよくありますが、即に認知症になっていても、役割を持つことで落ち着いた人は多いといいます。
その一方で、役割なら何でもいいという訳ではありません。もちろん「もう家事はうんざり」という女性もいますが、一般的に「昔やっていたことか、それに近いこと(女性なら家事や育児、男性ならかつてやっていた仕事に似ているもの)」ならば、継続的に行うことができます。
もうひとつは「現在の能力でできること」程度の作業が好ましいということです。いくら長い間やっていたことでも、今の精神的、身体的能力でできることでなければ、うまくいかないように感じています。
最後は「それを周りから褒められ、認められること」が必要です。役割を遂行することも重要ですが、もっと大切なことは、それによって周りから認められることだと感じています。