運営方針
運営特徴
ケアの理念
「法・規制で決めて従わせるシステム」ではなく、利用者の声・希望に耳を傾け「求めるものを提供できるシステム」を目指す様々な努力が必要だと考えています。過去においては、「介護(care)」や「活性化(activate)」が理念の中心であり、高齢者は日常の様々な行動が出来ない人であり、介護の対象とのみみなされたり、できないことをできるようにしてあげよう、という「できないこと」に焦点をあてていました。しかし現在は「自立支援(self-help)」を基本理念とすべき時代です。「こうしたい」「こう生きたい」という「したい」に焦点をあてたケアの展開が必要です。
私たちは、利用者の個人個人によって違う様々な「したい」をサポートする、少しでも元気で自立して生きるためのアドバイザーやサポーターであり続けるという考え方で臨みます。
豊かな生活に向けて
受身一方のケアだけでは、決して「豊かな生活」につながることはない考え、「自分で行なう」日常のさまざまな行動の連続であると考えます。「生活」が欠如した暮らしの中では、活気がどんどん失われていく可能性があります。目指すべき「豊かな生活」について次のように捉えます。
1)料理、食事などの日常生活の基本行動を、補助器具や人的な支援を受けながら、できるだけ自分でしようとする自立的生活。
2)自宅(施設)の外に出て、街へ行き、できるだけ人と会って交流を楽しむ社会的生活。
3)最後まで役割を持って、認められたり感謝されたり誉められたりする自己実現的生活。