運営方針
運営特徴
任運荘は「ふつうの暮らしふつうのホーム」を目指しています。 では「任運荘とは何か」と職員に尋ねると、「八項目のあるホームです」と答えます。 八項目とは・・・
(1)自由意思を束縛しない(規則なく、拘束拘禁なく、段差なし)。
(2)おむつは最後の手段。するならば不快感を決して与えないおむつ交換(随時交換の追求)。
(3)床ずれをつくらない。
(4)せめて間仕切りカーテンで多床生活からプライバシーを護る。
(5)悪臭・異臭を出さない。
(6)利用者の問題行動はおせわの仕方に問題がある。
(7)温かい食事
(8)「心の介護」
この内8項が日々実現しているのは、職員わけても寮母の汗と涙の努力が続けられているからです。しかし、これらは、ホーム内で人間らしいふつうの生活ができるための当然の前提条件にすぎません。その先に「ふつうの暮らし」はあるのです。 ふつうの暮らしとは人間性のある生活です。 どこを見ても他人どうしの生活であればこそ、とくに、人間性のそよぐ暮らしがあるのでなければなりません。 ここを終の住み処とされる利用者は、すでに老いて弱られ、今は、はや自立支援などといった条件付きではなく、優しさにつつまれた純粋支援を強く願われています。 「心の介護」。それは、ひとのためにすることが自分のためであるということを自覚することです。 私たちは、それを八番目の項目として一歩一歩実現していきたいと願っています。 「八項目のあるホーム」-これが私たちの旗印です。小は小なりの旗印です。