「高齢者が自らの意志に基づき、自立した質の高い生活を送ることが出来る」よう支援することが介護の基本と考えます。食事や入浴、身体の清潔保持など、入居者の日常生活のサポートのみだけでなく、散歩や買い物、友人との会うなどの外出が自由にでき、地域社会の一員として様々な活動に参加できるよう、自立した生活を支援していくことを大切にします。特別養護老人ホームは、入居者の「住まい」を提供するものであり、個人のプライバシーの保護を大切にします。一方、個室化による孤立感を補うものとして、ユニットケアの利点、集団生活を大切にしていきます。それぞれの入居者が親しんできた家具類や調度品の持ち込みは自由で、趣味を楽しむことや入居者同士の交流、「人と人との係わり合いを大切にした文化的なお付き合い」を重視した運営を進めています。地域行事やコンサートなど様々なイベントを開催したり、近くの小学校の子ども達とのふれあいを大切にします。一人ひとりの入居者が、その人らしく生きることができる施設運営を追及することを通じて、人権の尊重を目指す地域の拠点施設としての役割を果たし、これからの高齢社会の一翼を担って行きます。