誰であっても私たちと変わらず、日常生活における選択場面を意図的に設け、内容を選んでいただき、「まだ役に立てるんだ」と実感できることを一緒に考え活動します。

DAYS BLG!では、集まる人たち全てを「メンバー」と呼んでいます。“利用者”もスタッフも、そしてここに毎日集まってくる子どもたちも。このメンバーたちが集まってくるところ、つまりここはデイサービスではなくて「場」と考えています。

介護保険を利用すると、その人はとたんに“利用者”となってしまいます。利用者と名がつくとサービスを受ける立場に回り、○○される人と扱われてしまいます。しかし、DAYS BLG!ではメンバーは介護されるだけの存在ではなく、いずれは自らが主役となって再び「生活者」に戻ることを最大の目的としています。

そのために地域交流も盛んに行ない、社会参加と社会的役割を重視しています。一般企業と様々な協働をしたり、学童保育所等の掃除、保育園での雑巾縫い、ボランティア活動をしています。その他に個別趣味をも重視しつつ、自立支援から更にその先を目指し、生活機能の維持・向上を図ります。

認知症の当事者が言われる「生きづらい」ことや「生活しにくい」ことは、どういうものでしょうか。それは自らの意思とは関係なく、自らが望んでいない生活を余儀なくされること、また社会や環境が整備されていないこと等です。でもそれは認知症の人に限らず、私たちにも当てはまることが多くあります。私たちは今まさに“認知症を自分事”として考え、一人ひとりが人生の主人公でいられるような社会や環境を創設していきます。

例えば、介護されるだけの存在ではなく、自らが主役となって、再び生活者＝消費者となれるようサポート致します。