場の提供を通じて地域社会における世代間の交流を促し、地域活性化へ貢献します。その一環として地域社会の生活者（利用者）に対して、可能な限りその居宅においてその有する能力に応じた自立した日常生活を続けられるために必要な援助を行います。

高齢者施設という概念ではなく、利用者自らが通いたくなるようなサロンのような雰囲気の施設作りをしています。オープンキッチンで毎日手作りしている昼食は、安全な国産食材を使用し、温かいものは温かく食べていただけるような家庭料理を提供しています。利用者自身が自由に動ける動線になっているフロアは、事務所スペースに開口部を設けることにより、より多くの目で見守ることが出来ており、自立支援を促しています。その動線上にオープンキッチンがあり、女性利用者が多い弊所において、自然に生活リハビリが出来るようになっています。トイレに行くついでに湯呑みを下げたり、昼食後には食器洗いを手伝ったり、調理している職員とカウンター越しに話が出来たりとコミュニケーションの場になっています。生活リハビリをふんだんに取り入れることにより、自宅での生活につなげています。レクリエーションでは専門家によるプログラムを多彩に提供しています。かつて趣味で行っていたようなお花、書道、お菓子作りなどをデイで体験できるようにしています。いずれもご自宅に持ち帰れるようにしていますので、ご家族にデイでの様子が伝わったり、また会話が生まれたりできるようにしています。アクティビティも太極拳やベリーダンスの講師を招いて、機能訓練を加味し、楽しめるようなプログラムを提供しています。また、年に数回ヴァイオリン＆ピアノの演奏会を開催し、地域の方にも聴いていただいています。