介護福祉士試験 平成27年度(第28回) 問119

朝食前に介護福祉職がAさんの様子を観察すると、冷や汗、動悸、めまいなどの症状はなく、血糖値は130mg/dlであった。Aさんは、嘔気、腹痛があり食欲がないと訴えた。看護職に報告するまでの間に、介護福祉職がAさんに説明する内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。

次の事例を読んで、問題について答えなさい。

〔 事  例 〕
Aさん(70歳、女性)は、20年前に2型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して、8年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4年前から変形性膝関節症(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり、自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3と認定されて、2年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も、血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて、空腹時血糖値は120〜150mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ、起床時には嘔吐し、腹痛と発熱が見られた。
総合問題